インドネシア遠征中のFC東京が同国王者バヤンカラFCと国際親善試合を行い、16歳FW久保建英の2ゴールで逆転勝ちした。

 1-2の後半30分、途中出場の久保がまず同点弾を奪った。新加入MF大森晃太郎の右クロスをMF高萩洋次郎が頭で流し、そこに走り込んで左足ダイレクトでゴール左隅に蹴り込んだ。昨年11月にプロ契約を締結した後、トップチームで得点するのは初めて。長谷川健太新監督にアピールした。

 3-2のロスタイム10分にも左足で追加点。ペナルティーエリアの外で、味方からの横パスにダイレクトで左足を合わせる。地をはうシュートがゴール左下に突き刺さり、2点目をゲットした。16歳が長谷川監督に“初タイトル”をプレゼント。1点目は前半3分にDF森重真人、3点目は後半39分にFW前田遼一が決めた。ゲーム主将はDF丸山祐市が務め、シャーレ(優勝皿)を掲げて喜んだ。