常盤木学園(宮城)が12-0で、ふたば未来学園(福島)を圧倒し、7大会連続7度目の優勝を果たした。

 前半2分、最前線で先発したMF沖野るせり(1年)がMF森重亜衣子(1年)のパスを受け、右足で幸先よく先制した。同13分にはMF高橋果歩(2年)にスルーパスを出して2点目を奪うと、3-0の同27分にも高橋のクロスをニアで右足で合わせ、2得点1アシスト。「点に絡めたことが多かったことは良かったけれど、エースになる自覚とか、シュートを決めきることなど、まだまだ甘い部分もある。もっとFWとして怖い選手になりたい」と新エースとしての理想を高く求めた。

 シュートを37本放ち、被シュート0本の完璧な内容だった。高橋が2得点1アシスト、森重も2得点2アシスト。途中出場のFW塚原碧衣(2年)が2得点、FW松本天海(2年)も1得点2アシストの活躍と層の厚さも示した。昨季は夏の全国総体、冬の選手権といずれも全国舞台で早期敗退だっただけに巻き返しを期す。阿部由晴監督は「みんなに経験をさせました。まだまだ模索状態ですよ」と話した。