鹿島アントラーズは31日、茨城・鹿嶋市内で練習を行った。

 阪南大から加入したFW山口一真(22)は攻守に分かれたフォーメーションの練習で、大岩剛監督から何度も「カズマ!」と、動きだしについて指示を受けた。名前を呼ばれる場面がひときわ目立っていた。

 「ボールを持ったらできると思うんですけど、オフ・ザ・ボール…ボールを持っていないときの動きがまだまだ全然足りない。試行錯誤しています」と苦笑いした。

 それでも、宮崎合宿を経てプロの水に少しずつ慣れ親しんできた。「キャンプを通して、初めて練習に来たときよりも慣れたし、ほかの選手がどういうプレーをするか、いろいろ分かった」。期待の新人は臆することなく、鹿島のレベルを吸収しようとしている。