今季J1初昇格のV・ファーレン長崎は8日、鹿児島市で昨季6位のジュビロ磐田と45分を4本行う形式の練習試合を行い、4-4で引き分けてキャンプを打ち上げた。

 新加入選手が存在感を示した。1本目でオーストラリア代表経験のあるMFハロランらが決めて3-0と圧倒すると、2本目はFW鈴木が抜け出し、落ち着いてゴール。「早く試合が始まってほしい」と鈴木は開幕を待ち望んだ。

 ただ、メンバーを入れ替えた3、4本目は無得点で計3失点。高木監督は「もっとやりこまなきゃいけない。コンビネーションと連動性をもっとつけたい」と不満そうで「戦術を理解できている選手もいるが、もっと浸透させなければ」と全体の底上げを課題に挙げた。それでもかつて日本代表でともにプレーした磐田の名波監督は「非常に組織的で高木さんらしい良いサッカーをしている」と警戒した。