長谷川健太新監督を迎えたFC東京が、昨季ACLを制したアジア王者の浦和レッズをホームに迎え、開幕戦を戦った。

 前半は互いに、ボールが落ち着かず、開幕戦独特の緊張からか、リズムをつかめないまま0-0で終える。

 後半に入り、いきなり3分に東京がMF東の右足シュートで先制。ホームの東京が先手を取った。

 しかし、浦和も2分後に追い付く。MF柏木の左CKが中央右まで流れてきたところを、日本代表DF槙野が右足でしっかりと蹴り込んだ。お祭り男の一撃で、浦和がペースをつかむ。

 細かいパス交換に加え、左サイドに陣取る、横浜から移籍加入したMFマルティノスが再三の突破。しかし得点には結び付かない。

 東京は快足FW永井、MF久保を立て続けに投入。16歳の切り札、久保が好パスでチャンスを演出する場面もあったが、攻撃の厚みが出ず、結局勝ち越しならず。

 このまま、1-1で引き分け、東の強豪対決は、勝ち点1を分け合う結果となった。