健勇弾で負の連鎖を断ち切る。セレッソ大阪は9日、今日10日のアウェー柏レイソル戦に向けて大阪・舞洲で調整。公式戦4戦連続勝ちなしの中でFW杉本健勇(25)はJ1リーグ通算150試合出場の節目を迎える。流れを変えるためにも「ゴールを決めたい」と意気込んだ。

 尹晶煥監督がチーム状態を説明した。「いい状態ではないと思う。(一番は)精神面」。2日の札幌戦も2-0から追いつかれ、さらに勝ち越しながら引き分けた。躍進した昨季の先行逃げ切りパターンがはまらずもがく。そんな「負」からの脱出をエースに託す。

 150試合目も「すごいことと思わないし、気にしてなかったから」。チーム状態を理解し、目の前の一戦に集中する。アウェー柏戦は昨季、引き分け寸前で0-1敗戦。「昨年めっちゃ悔しい負け方してるから。(自分も)ゴールを決めたい」。エースが勢いを取り戻すJ1通算41得点目を狙う。【実藤健一】