ホームのヴィッセル神戸が初白星を挙げ、勝ち点を5とした。開幕から3試合連続ドローだったセレッソ大阪は、初黒星を喫した。

 序盤は互いに好機を生かせなかった。C大阪は前半1分、右サイドからのスルーパスに抜け出したFW杉本がペナルティーエリア内でパスを出すが、ファーサイドのFWヤン・ドンヒョンに合わない。神戸は同8分、MF三田がペナルティーエリア手前でFKを獲得。MFチョン・ウヨンが直接ゴールを狙ったが、壁に阻まれた。

 試合を動かしたのは神戸だった。同34分、相手DFのクリアボールに、今季初出場初先発のMF藤田が右足を振り抜いた。ゴール右下に決めて1-0で前半を折り返した。

 後半に入るとC大阪が敵陣でボールを保持したが、徐々に神戸がペースをつかむ。後半38分、FWポドルスキがペナルティーエリア外から中に切り込み、追加点を決めた。

 神戸は、ポドルスキのデビュー戦だった昨年7月29日大宮戦以来、約8カ月ぶりにノエスタで勝利を手にした。