常勝軍団がもがいている。前節のヴイッセル神戸戦で光が見えたはずの鹿島アントラーズは、同じ下位に沈む横浜F・マリノスに3失点で完敗。

 大岩剛監督は「選手は90分間戦ってくれた。ただ、前半の失点が痛かった」と、またしても課題の立ち上がりでの失点を喫したことに唇をかんだ。

 これで3試合で8失点。順位も15位に落ちた。MF遠藤康は「今はもう、何を言っても言い訳にしかならない。こういう苦しいときほど、戦術うんぬんよりも個人が頑張って、チームが勝つためにやるべきことをしっかりやれば、自然と結果も出てくる。うちらは前を向いてやっていくしかない。監督、スタッフ、選手、サポーターのことを信じて戦い抜くしかない」と話した。