アルビレックス新潟はレノファ山口FCに2-1で競り勝ち、リーグ戦の連敗を4でストップした。3月25日の徳島戦(1-0)以来の勝利で、4月に入ってからは初の勝ち点3。1-1で迎えた後半ロスタイム、FW矢野が獲得したPKを、DF安田が決めて勝ち越し。そのゴールと同時に試合終了の笛が鳴った。

 先に主導権を握ったのは新潟だった。前半16分、MF磯村の移籍後初ゴールで先制した。ペナルティーエリア手前で相手のクリアボールを拾ろうと、狙いすまして右足で決めた。3試合ぶりにスタメン復帰した主将が結果を残した。

 後半に入ると一転して相手のペース。19分には同点に追いつかれてしまう。だが、最後まで積極的にゴールを目指し、前節の大宮戦で3本だったシュート数はこの日は20本。「最後まで諦めずに戦ってくれた」と鈴木監督。その姿勢が、劇的な「サヨナラPK」となって実を結んだ。