柏レイソルがFWクリスティアーノ(31)と江坂任(25)のゴールで、湘南ベルマーレに快勝した。

 湘南は先発予定だったMF高橋諒(24)が試合前の練習で負傷し、ベンチメンバーだった石原広教(19)が先発、FW表原玄太(22)がベンチに入った。

 湘南にトラブルが発生した中、前半6分に柏が先制した。右サイドをワンツーで抜け出したFW伊東純也(25)がゴール前に折り返したパスを、クリスティアーノがDF3人に囲まれながら右足で流し込んだ。4月28日の清水エスパルス戦に続く、2戦連発と頼れるエースが幸先のいい先制弾を決めた。

 前半28分、柏が追加点を挙げた。同23分にMF中川寛斗に交代したFW瀬川祐輔のパスを中央で受けたクリスティアーノがスルーパスを出すと、ペナルティーエリア内に抜け出した江坂が左足で決めた。前半は柏が、両サイドをえぐる、持ち前の攻撃サッカーで終始、湘南を押し込んだ。

 後半、湘南が反撃に転じた。石原に代えてMF斉藤未月を投入。その斉藤が11分、目が覚めるようなミドルシュートを放つも、枠を外した。その一撃でスイッチが入ったか、湘南が自分たちのサッカーを思い出したかのように攻め返した。

 そして後半15分、湘南が1点を返した。MFミキッチの右クロスをFWイ・ジョンヒョプが流し、背後で待ち構えたMF菊地俊介(26)が右足を振り抜きゴールにたたき込んで1点差に迫った。

 その後は激しい雨の中、互いに攻め合ったが柏が逃げ切った。