柏レイソルFW江坂任(25)がジュビロ磐田戦で2日の湘南ベルマーレ戦に続き、2戦連続でゴールを決めたが、逆転負けを喫し「前半はいい形があった中で、良い形で取れましたけど、すぐ失点して乗り切れなかった。もったいない」と、同23分に追いつかれたことを悔い、肩を落とした。

 前半14分、FW伊東純也が、MF瀬川祐輔と相手選手が競り合ったこぼれ球を奪って右サイドをドリブルで前進。DFをかわし、クロスボールを蹴ると、そこに江坂が抜け出して左足で決めた。「瀬川がキープして、J(伊東)がオーバーして(追い越して)良い形で突破できた。GK(とDF)の間に走り込めば、良い形で来るかなと思っていた。Jが持った時はイメージ通りのボールが来るし、イメージを共有できるので生まれたゴール」と振り返った。

 この日は、磐田のDFとDFの間が空くところにしばしば入り込み、チャンスをうかがうプレーが目立った。「Jが持った時だったり、自分が1番に動きだそうというのがある。クロスの時は、そんなに背がないので動きだしで勝負」と狙いを口にした。

 後半5分にMF大谷秀和が入って中盤が落ち着くと、伊東とFWクリスティアーノらと攻めに攻めた。同26分にはゴール正面で伊東が放ったシュートがDFに弾かれたこぼれ球を、思い切りよくシュートも弾かれ、勝ち越しゴールを決められない中、後半39分に痛恨の失点を喫し逆転負け。江坂は「ミドルシュートが少なかった中、相手に引かれてペナルティーエリア内に人が多い時に、クロスを上げていた。相手を引き出すシュートだったりも大事だったかなと思う。クロスまでは上げることが出来ても、中で対応されている。もう少し、中から崩しても良かった」と攻撃のバリエーションが少なかったことを指摘した。【村上幸将】