J2アルビレックス新潟は今日9日のルヴァン杯1次リーグ第5節で、FC東京とデンカビッグスワンスタジアムで対戦する。新潟は現在1次リーグA組で東京と勝ち点4で並び3位。負ければ1次リーグ敗退が決まる状況で、急成長のDF柳育崇(やすたか=23)がチームを活性化させる。

 「自分の長所は運動量」。柳は新潟が最も必要としている走力を武器にしている。本職はセンターバックだが、ルヴァン杯はボランチで3試合出場。経験を積んできた。今節はMF坂井大将(21)と初めてボランチのコンビを組む。「お互い寮生活で仲がいい。坂井がボールを受けやすい状況をつくる」と役割を心得ている。

 リーグ戦前節大分戦(6日)で、初めてリーグ戦のベンチ入りをした。出番はなかったが、「ピッチの近くで雰囲気を味わえた。今度はプレーできるように」と刺激を受けた。そのためにも、東京戦は勝利につながるプレーでアピールする。【斎藤慎一郎】