ベガルタ仙台がFC東京に1-0で勝ち、2年連続首位での1次リーグ突破を決めた。

 前半30分、仙台が相手DFのオウンゴールで先制。この得点をGK川浪吾郎(27)の好セーブで守りきり、完封勝利を飾った。

 GK川浪は「いいプレーはひとつもなかった。こういう日でゼロで抑えられたのはよかった」と自身のプレーに関しては厳しい評価を下したものの、「チームとしてゼロに抑え、1次リーグを突破できたことはよかった。勝つのが1番気持ちいい」と満足げだった。

 DF板倉滉(21)は「結果としてゼロで終われたことはDF陣としてはよかった」と試合を振り返り、マッチアップした東京FW久保建英については「5分の4を抑えても、その1回でチャンスをつくれる選手。やりにくさがあった」と相手をたたえた。

 渡辺晋監督(44)は「しっかりセーブして守れたことはよかった。ファイナリストになることを目標としてやってきた」。昨年は4強入り。この完封勝利を糧に、今度はチーム初となる決勝進出を狙う。