J1柏レイソルが、FW伊東純也(25)の開始23秒の先制弾、FW江坂任(26)、FWハモン・ロペス(28)の2発などで、同じ千葉県をホームとする関東リーグ1部VONDS市原FCに大勝して3回戦に進出した。

 柏は開始13秒、伊東が右サイドをドリブルで仕掛けると、一気に市原陣内を切り裂き、シュート。1度ははじかれたが、混戦の中で再び、ボールをキープした伊東がシュートを放ち、今度は決めた。。

 柏は、J1から数えて5部に当たる関東リーグ1部VONDS市原相手にも、容赦はなかった。かつて川崎フロンターレでプレーし、ブラジル1部サントスでは元ブラジル代表FWロビーニョともコンビを組んだFWレナチーニョ(31)を、激しい当たりでつぶした。前半38分に、右クロスをレナチーニョが折り返したボールを、元愛媛FCのMF三原向平に蹴りこまれ、ゴール前で決定的な場面を作られるが、三原のシュートは枠を外した。そして同45分にFW江坂任(26)が、伊東のクロスを頭で合わせて、2-0で前半を折り返した。

 後半19分には途中出場のMF小泉慶(23)が、伊東からパスを受けるとゴール右の角度のないところから右足で決めて3-0。同37分にはFWハモン・ロペス(28)が、ゴール前約25メートルの位置からミドルシュートを決めて4-0と試合を決定付けた。

 後半41分にもハモン・ロペスが伊東の右クロスに飛び込んでゴールに押し込むと、同45分には江坂がダメ押しの6点目を決めた。天皇杯千葉県予選では関東リーグ1部のブリオベッカ浦安、1回戦ではJ3のブラウブリッツ秋田を撃破し勢いに乗る、VONDS市原を一蹴した。