W杯ロシア大会の日本代表MF大島僚太(25=川崎フロンターレ)が14日、神奈川・川崎市内でチーム練習に合流した。

 帰国後、約1週間の休暇を取り、12日からフィジカルトレーニングを開始し、全体練習合流に備えていた。

 フルメニューを消化した大島は「1カ月離れていたし、帰ってきて懐かしい感じもありました」。W杯では日本はベスト16に進出。大島は親善試合での打撲が長引いた影響もあり出場機会がなかった。「出られなかったから、何かを考えて行動に移さないといけないとは思います。(試合に)出て感じ取ったものを成長に変えられるチャンスだったと思う。それができなかったのは残念だった」と振り返った。

 現地では、MF本田圭佑(31)から「サッカーの最先端がヨーロッパである以上、ヨーロッパのプレーを肌で感じるべき」と言われたという。同じリオデジャネイロ五輪の同僚だったDF植田直通はベルギーへ旅立つ。大島は「出られなかったことを環境のせいにはしたくないのもありますし、ただ(海外に)出て成長する場に身を置くのも1つだと思う。選択肢としては残しておくべきなのかなと思います」と将来を見据えていた。