J2アビスパ福岡の井原正巳監督(51)が3日、残り7戦へ背水の覚悟を誓った。6日のホーム・ファジアーノ岡山戦へ向けた非公開練習を終え、「選手には毎試合が決戦。決勝戦のつもりで戦えと言っている」と悲壮な決意を口にした。

勝利のカギは「先制点を取ることが大事」と言い「攻撃的にアグレッシブな姿勢を出したい」と立ち上がりから猛攻の構えだ。

そのキーマンになりそうなのが、愛媛戦でスタジアム広告看板を破壊したことから、2試合の出場停止処分を受けたFWドゥドゥ(28)だ。

出場停止の間、井原監督から「Jリーグの目も厳しくなるし、注意深くプレーしてほしい。リーグ終盤でチームに迷惑がかかる」と言われ猛省。処分明けの先発復帰が濃厚な岡山戦へ「チームに貢献できるので、モチベーションが上がっている。注意深いプレーを心がけ、チームに迷惑をかけないようにしたい」。チーム得点王のブラジル人助っ人は、目指すJ2優勝と自動昇格へ気持ちを引き締めた。