京都サンガが、元日本代表DF田中マルクス闘莉王(37)が挙げた1点で逃げ切った。前半3分、石櫃洋祐(35)のFKを頭で合わせて先制。その後は徳島ヴォルティスの猛攻を浴びたが、守りきった。攻撃的な位置でスタートした闘莉王だが、後半途中からセンターバック(CB)に入り、フル出場で攻守にわたって1-0の勝利に大貢献した。

2試合ぶり今季4点目で、この日はJ2の出場100試合目という節目だった。ゴールは「たまたま」と謙遜。「(位置が変わり)動きが違うからきつかったね」と振り返った。今季はJ1昇格の可能性が既に消滅し、残留を争う戦い。その中で得た大きな勝ち点3だが、闘莉王は「チームは成長しているよ。よくなっていると思う。ただ1-0じゃなく、2-0で勝たないと。ピンチは作られても、チャンスを作っていかないと守りきれない。まだまだ足りないものだらけ」と注文した。