浦和レッズがサガン鳥栖に快勝し、3年ぶりに準決勝へ駒を進めた。

2本のミドルシュートで勝負を決めた。前半16分、先制点はDF宇賀神友弥(30)から生まれた。左サイドを攻め上がり、切り返してDF1人をかわして右足を振り抜いた。ペナルティーエリアやや外から放たれたシュートは相手DFの頭に当たって軌道が変化し、そのまま右隅へ吸い込まれた。

同31分、今度はDF槙野智章(31)が決めた。ゴール前でボールをキープしたFW興梠慎三(32)からバックパスを受けると、走り込んだまま右足ダイレクトで合わせた。インフロントで丁寧に打ったシュートは左へカーブを描き、ゴール右上隅へ。鳥栖の日本代表GK権田修一(29)も触れられない1発だった。

すでに浦和はルヴァン杯、リーグと優勝の可能性が消滅しており、今季のタイトルで唯一、可能性が残る。優勝なら来季のアジア・チャンピオンズリーグ出場権を得られる重要なタイトル奪取へ、あと2勝とした。