J1で2位に勝ち点4差をつけ首位に立っている川崎フロンターレが、3日にホームで柏レイソルと対戦する。チームは1日、川崎市内で調整した。

17日の練習で左太もも肉離れで全治3~4週間と診断されていたDF車屋紳太郎(26)、左ふくらはぎの違和感で別メニューだったMF大島僚太(25)の2人が全体練習に合流。部分的ではあるが戦術練習にも加わった。

10月24日の天皇杯はJ2山形に3失点で敗れ、今季のタイトルの可能性はリーグ戦のみとなった。鬼木達監督は「気持ちも球際も相手が上回っていた」と山形戦を振り返り、選手たちには気持ち、球際部分での「原点回帰」を意識付け、大胆に攻める姿勢を説いた。

首位に立ち、緊張やプレッシャーもかかってくるが、指揮官は「感じるのは普通のこと。そこで守りに入る必要はない」と話す。相手の柏は残留争いの最中にいる。個の能力が高い選手がそろっているチームだけに「内容が良くても悪くてもしっかり勝ち点3を積み上げる覚悟を持って戦うこと」と見据えた。