FC東京は10日、長谷川健太監督(53)の来季続投を発表した。就任1年目の今季は第32節を終え、14勝8分け10敗の勝ち点50で5位。

ルヴァン杯は1次リーグ、天皇杯は4回戦で敗退したものの、リーグ戦では過去最高の3位を狙える位置にいる。試合後の会見で「残り2試合で3位鹿島(アントラーズ)と2差。ギリギリACL出場のチャンスがあるので、いい形で終われるようにしたい」と話した後に、発表された。

ガンバ大阪時代の14年に3冠を達成するなど、国内屈指の指導者として招聘(しょうへい)。東京とは複数年契約で既定路線とはいえ、大金直樹社長は「選手を抜てきしてモチベーションを与え、成績だけでなく競争をもたらしてくれた」と高く評価。「得点力はチーム全体の課題だが、来年はさらなる積み上げに期待できる」と信頼感を口にした。