ベガルタ仙台の新アンカーMF椎橋慧也(21)が、ホーム最終戦でアジア王者を封じ込める。23日、仙台市内で今日24日のホーム鹿島アントラーズ戦へ向けた最終調整に、フェースガードを装着したバットマンスタイルで登場。前節広島戦でGKシュミット・ダニエル(26)のひざが顔面に入り鼻骨骨折したが「痛みは残るが問題ない。コンディションもいいし動けている」とスタメン出場に意欲を示した。

ここ5試合、ボランチとして先発フル出場するなど守りの要として欠かせない存在となっている。椎橋は「練習でもできているし足元のボールはしっかりと奪い取りたい。循環させるのが僕の役目なので距離感とパスの質にこだわって、つなぎながらも縦へ意識も持って点に絡めれば」と、マスク越しから目を光らせる。

当日の前売り券は全席種完売と、トップ5へサポーターの期待も高まっている。「目標に近づくためにも、アジア王者だし鹿島は絶好の相手。ホームで最後の試合になるので今年やってきたことを出し尽くす」と必勝を誓った。