9年ぶりのJ2降格が決まった柏レイソルが25日、柏市内で調整を行った。

24日のJ1第33節を降格圏の17位で迎え、アウェーでセレッソ大阪を相手に3-0で勝利。しかし、勝ち点4差で追っていた14~16位の名古屋グランパス、湘南ベルマーレ、サガン鳥栖が全て勝利したため、最終節を残しての降格が決まった。

この日の練習は非公開で、試合に出場したメンバーはリカバリーメニューなど軽めの調整をこなした。12月1日にはホームでの最終節ガンバ大阪戦が控えている。降格こそ決まったが、今季2度目の監督交代で10日に就任した岩瀬健監督のもとでチームは息を吹き返しつつある。セレッソ戦でも素早いプレスや、最終ラインからのビルドアップなど短い時間の中で落とし込んだ岩瀬監督のサッカーは垣間見えた。

新指揮官のもとでのサッカーに選手も手応えを得ており、FW瀬川祐輔(24)は「今までやってきたサッカーを整理して、ルールと決まり事をつくってくれた」と話す。最終節の相手は前節で21年ぶりの9連勝を達成し、最終節でクラブ新記録となる10連勝を狙うガンバ大阪。「まだ1試合あるし、勝って終わりたい」。ホームのサポーターへ勝利を届け、1年を締めくくる。