J1横浜F・マリノスのFW伊藤翔(30)が29日、12月1日にホームで行われるリーグ戦最終節セレッソ大阪戦での3戦連発を誓った。

チームは1年を締めくくる1戦へむけて横浜市内で約1時間半、調整した。伊藤は9月22日の磐田戦で左肘を骨折し、全治8週間と診断されるも、酸素療法などで驚異的な回復力をみせ、10月27日のルヴァン杯決勝の湘南ベルマーレ戦で予定より約3週間早く実戦復帰。リーグ戦でも11月3日のFC東京戦で途中出場するなど徐々に本来の調子を取り戻し、前々節の長崎戦、前節の鳥栖戦と2試合連続でゴールを奪った。

今季最終戦でホームのサポーターに勝利を届けるべく「(3戦連発も)もちろん狙っていこうと思います」と宣言。降格争いにはまってしまった今季については「この順位に納得している人はいない。今年はサポーターには苦しい思いをさせたので、勝って気持ち良く終われたら」と勝利を誓った。

横浜はJ2クラブとのプレーオフを戦う16位名古屋グランパスとは勝ち点1差。しかし、勝ち点40で並ぶ16位名古屋と14位湘南が直接対決するため、C大阪に敗れ、湘南と名古屋が引き分けても名古屋との得失点差8を逆転される8点差以上での敗北を喫しない限り16位を免れ、J1残留が決定する。