J2アルビレックス新潟は20日、是永大輔専務(41)が来年1月1日付で代表取締役社長に就任することを発表した。同日の取締会役で決定したもの。今年いっぱいでの退任を表明していた中野幸夫社長(63)の後任になる。今日21日、一般公開での社長就任会見をNEXT21(新潟市)で行う。

今季16位に終わり、来季J1昇格を目指す新潟が、是永新体制の下で再生を目指す。是永氏は08年からシンガポールプレミアリーグ・新潟シンガポール(S)の社長を務め、新潟Sの経営を黒字化し、リーグ3連覇の強豪に育てた。

9月にJ2新潟の専務取締役に就任後は、積極的にメディアに出演。県民に向けて来季の支援を訴えるなど、クラブ再建の意思を周囲に示してきた。「来季はわくわくするサッカーをお見せします」と公言してきた新社長が、その実現のために手腕を発揮し始める。

◆是永大輔(これなが・だいすけ)1977年(昭52)5月10日生まれ、千葉県出身。昭和秀英高ではサッカー部に所属しポジションはGK。3年時には主将を務める。日大芸術学部演劇学科に進み、卒業後はゼットプロジェクト(現CWS BRAINS)に入社。08年に新潟Sの代表取締役に就任。16年12月にアルビレックス新潟の取締役に就任。