横浜F・マリノスのMF中町公祐(33)が2日、自身のインスタグラムでアフリカ・ザンビアのクラブへの移籍を目指していることを明らかにした。

J1でプレーする選手が直接アフリカでプレーすることになれば、異例のことだ。中町は「この度私中町公祐は横浜F・マリノスを退団するという決断に至りました」と報告。クラブからは2年の契約延長オファーを受けていたというが、横浜でプレーを続ける選択肢を断っての挑戦になることも明かした。

「2019シーズンより、アフリカのチームに移籍をします!!そう、アフリカ大陸のアフリカです(笑)ザンビアという国です。というか移籍する予定です(笑)」

中町は大学時代の同級生のNPO法人活動を通じ、サッカーボールを送る活動を13年から続けてきた。

「この移籍で日本とアフリカをつなぎたい。自分がサッカー選手であることの意味を最大限考えた中で下した決断です」

サッカー選手としての自身の価値は、世界の1人でも多くの人がサッカーに触れ、それがなにかのきっかけになっていくこと。33歳という年齢、アフリカでのプレー自体、さまざまな障壁があるのは承知の上での決断だとした。

「自分がサッカーをすることによって誰かの笑顔が生まれるなら、それは自分がサッカーをやっているという重要な意味を持ちます」

「勝手にマリノスを背負っていきますよ。それぐらい自分にとってマリノスは大きいクラブだから」

契約延長するか否か、ぎりぎりまで待ってくれたというクラブにも大きな感謝の意を示した。