今季清水エスパルスに加入するユース出身のMF西沢健太(筑波大4年)が8日、静岡市の選手寮に入寮した。

午前中に静岡市内の練習場で自主トレをした後、午後2時過ぎに到着。生まれ育った静岡に戻った22歳は「すごく懐かしいです。ずっと待ち望んでいたプロでの生活なのでワクワクしています」と目を輝かせた。

筑波大では1年時から主力として活躍。昨年は背番号「10」をつけてチームをけん引した。サイドハーフやトップ下など攻撃的ポジションを複数こなせることが特徴で、クラブも即戦力として期待している。下部組織出身者が大学を経て加入するのはクラブ史上初で、「期待を自分のパワーに変えてプレーしたいです」と決意を示した。

日本代表としてアジア杯に参加しているFW北川航也(22)とは同期。一足早くプロデビューを果たしている戦友の活躍も刺激になっており「早く追いつきたいです」。この日はユース在籍時に着ていたユニホームを持参。試合に絡めずにくすぶっていた時期のものだという。西沢は「これを見ると身が引き締まる思い。開幕スタメンを目指して頑張りたいです」と力強く宣言した。【神谷亮磨】