第97回全国高校サッカー選手権で2年ぶり2度目の優勝を果たした青森山田が22日、青森市内で開催された優勝パレードに参加し、市民らから祝福を受けた。

同校体育館で行われた優勝報告会後、青森駅前の新町通り約300メートルを徒歩パレード。沿道から「ありがとう!」「プロになっても頑張れ~!」と声援を浴びたMF檀崎竜孔(3年)は「雪の中でサッカーをやってきて良かった。(J1北海道コンサドーレ)札幌に行っても、雪中サッカーを継続しないと体は動かないと思っています」。雪の中での走り込みなどを継続するつもりだ。県民、市民の応援や、家族や関係者の支えだけでなく、雪降る環境にも感謝した。

パレード後には青森市主催の優勝セレモニーにも参加し、市民らと喜びを分かち合った。小野寺晃彦市長(43)からは「青森市長特別賞」を授与され、選手らからは全選手の名前を記入した優勝記念Tシャツをプレゼントした。小学生から「どうしたら大きな大会でゴールを決められるんですか?」と質問を受けた檀崎は「普段から『1本中の1本』という言葉を意識して、集中してシュート練習をしています。日頃の練習からしっかりやっていれば大舞台でも決められると思います」と助言した。