Jリーグのヴァンフォーレ甲府、名古屋グランパス、大分トリニータでDFでプレーしたダニエル・シウヴァ・ドス・サントスさん(登録名ダニエル=ブラジル)が10日に死去した。36歳だった。10日にU-17のコーチを務めていた地元クラブのカボフリエンセが発表した。

Jリーグ最初のクラブとして09年に加入した甲府はクラブ公式ツイッターで「謹んでお悔やみ申し上げます。偉大なるディフェンダー ダニエルの勇姿を私たちは忘れません」と冥福を祈った。

12年からプレーした名古屋はクラブの公式サイトのトップにダニエルさんのプレー写真をモノクロで掲載。公式ツイッターでは「心よりお悔やみ申し上げます。名古屋で共に闘った日々を私たちは忘れません」と追悼した。

14年9月から16年までプレーした大分も、クラブ公式サイトで「2015年にはキャプテンを務め、2016年にはJ3優勝に貢献。真面目で優しく、チームメイトやスタッフからとても愛された選手でした」と功績を称えた。

また片野坂知宏監督は「あまりにも早くに逝ってしまい非常に残念で悲しく思います。心からお悔やみ申し上げます。大分トリニータには2014年から2016年まで在籍してもらい、私は2016年のJ3の時に一緒に戦いました。その時から病と戦いながら身体にムチ打ち、トリニータのJ3優勝へ多大な貢献してくれました。本当に感謝しております。当時の強い精神力、誰よりもチームの成果を優先にプレーしていた事、引退後もきっと病に打ち勝って回復すると思っていました。本当に残念で仕方ありません。ダニエルの残してくれた姿勢を胸に刻み、これからも精進し、天国で喜んでくれる成果を出せるように頑張りたいと思います」と同サイトでコメントした。