ヴィッセル神戸は13日、沖縄・金武町での2次キャンプ最終日に韓国の光州FCと練習試合を行い、4-2で勝利した。

開始直後に先制されたが前半終了間際、新加入のFWダビド・ビジャ(37)がゴール前のFKを直接決める同点弾。実戦での移籍後初ゴールとなった。

スペイン代表歴代最多59得点、優勝した10年W杯南アフリカ大会で得点王に輝いたストライカーの片りんだった。鋭く飛び出して、FKを獲得したゴール前左サイド。地をはうようなシュートが、相手DFの壁を突き抜け、ゴールネットに刺さった。

チームに流れを取り戻す同点弾。「重要なのはチームに貢献すること」という信念を形で示す活躍だった。

新戦力が期待通りの活躍を見せた一方で、MFアンドレス・イニエスタ(34)は欠場。コンディションを考慮したとみられ、14日に東京都内で行われるJリーグ開幕前のイベント「キックオフカンファレンス」には参加予定だという。

ただ、セレッソ大阪との開幕戦(22日、ヤンマー)に向けた最後の実戦だっただけに、痛い欠場となった。