ヴィッセル神戸は15日、1席30万円のVIPチケットの販売を開始した。今季ホーム戦での特別観戦券で、1試合最大35席が用意される。

30万円といえば、20年東京五輪開会式の最高価格席と同じ。クラブ関係者はその価格を「目安にした」といい「同等の価値があると思っています」と自信を示した。

特典はピッチレベルの特別席で観戦、好きな選手のユニホームプレゼント、試合後のピッチ開放などなど。イニエスタ、ビジャ、ポドルスキの「ビッグ3」をはじめ、海外からも大きな注目を集める神戸が仕掛ける前代未聞の商売となる。

13年にプロ野球のDeNAがリムジンでの送り迎え、ヘリコプターでの横浜空中観光などのサービスを含めた100万円チケットを販売し話題になったが最大5人の価格。1席30万円は日本プロスポーツ界で異例の挑戦といえる。はたしてお買い上げのVIPは現れるのか。3月2日のホーム開幕戦は、元スペイン代表FWフェルナンドトーレスを要するサガン鳥栖との注目対決が組まれている。