サガン鳥栖は21日、佐賀・鳥栖市内でサポーターと意見交換するサポーターミーティングを行った。竹原稔社長(58)は、市議会に説明せずに廃校となった旧富士小学校体育館を改修し、市政を混乱させたとして18日に引責辞任した畑瀬信芳副市長(60)との癒着疑惑をあらためて否定した。

サポーターから一連の報道やスポンサーへの影響などの説明を求められると「スポンサーへの影響はありますよ。すごい打撃。道義的責任は感じるが、道義的責任を取るとは言わない。ファンへの裏切りはしていないので。1点の曇りもない」と話すなど、約1時間半の質疑応答を終えた。

竹原社長が社会人バスケットボールチームのための練習場探しを、懇意にしていた畑瀬氏に依頼し、体育館が勝手に改修されたことで騒動に発展していた。

また鳥栖が年間6億円の大口スポンサー契約を結んでいた、ユニホーム背中部分に掲出されていたサイゲームスが昨季限りで撤退したことにも触れ、「背中にないのは申し訳ない」とサポーターに謝罪した。

鳥栖は23日にJ1開幕名古屋戦(駅スタ)を控えている。