浦和レッズのオズワルド・オリベイラ監督(68)が22日、開幕スタメンを豪快に予告した。アウェーで開幕するベガルタ仙台戦(23日午後2時、ユアスタ)に向けて埼玉・大原サッカー場で非公開調整。その後、前日会見に登場し、メンバー選考について聞かれると「もう決まっています。今週やってきた練習の通りです」と即答した。

今週の練習とは、16日の富士ゼロックス・スーパー杯(対川崎フロンターレ、0-1)の先発メンバーに新加入の左ウイングバック(WB)山中亮輔(25)を加え、右WBに本来は左の宇賀神友弥(30)を回した編成。確かに、そのまま開幕を迎える可能性は既に報道されており、サポーターにも練習は公開されているが、決戦前日になって指揮官が自ら公認した形となった。

この予告先発に関して「本当は言わない方がいいのかもしれませんが」と笑いながらも「大丈夫。私に秘密はありません。仙台も把握してるでしょう」と威風堂々。「(全34節の)リーグ戦は34の決勝があると思って戦います。今季、サポーターに最も見せたいものは勝利」と勝ち点3を持ち帰ることを約束した。

仙台とは昨年度の天皇杯決勝(1-0)以来の対戦となる。「リベンジに懸ける思いやモチベーションは高いかもしれませんが、我々はもっと高い」。今季初戦の富士ゼロックス・スーパー杯に敗れたことで「勝ち点3を得るためのモチベーションは上がっている。バランスを大事に、最後に最も勝つことが重要だけれど、まずは開幕戦から勝てるように頑張りたい」と闘志を燃やした。【木下淳】