アビスパ福岡、V・ファーレン長崎の「九州ダービー」は、ドローとなり勝ち点1を手にした。

前半はボール支配率で上回り圧倒的に攻めたが無得点。後半こそ、攻守のバランスがやや欠けて攻め込まれるシーンもありながらもしのいで引き分けに持ち込んだ。

ファビオ・ペッキア監督(45)は就任初の勝ち点1に「勝てなかったのは悔しいが、選手たちは90分いいパフォーマンスはしたと思う」と前向きにとらえた。

アウェーだった開幕戦(対琉球)に続き2戦連続でセンターバックとして先発フル出場の高卒ルーキー、DF三国ケネディエブス(18=青森山田)は、積極的な守備も光り、無失点に大きく貢献した。

「前回は緊張していたが、今日は冷静だった。もっと強気に相手をつぶしにいくつもりでプレーした。優勝を狙うチームのセンターバックとしては、これからはもっとリーダーシップの意識をもって貢献してきたい」と胸を張った。