北海度コンサドーレ札幌FW鈴木武蔵(25)がモヤモヤを吹き飛ばすハットトリックだ。

前半24分はPKを冷静に決めて先制ゴール。41分はセンターライン付近から敵陣の広大なスペースに抜け出して最後は右足でシュート。後半20分には相手にマークされながらも左足でねじ込んだ。ヒーローインタビューでは「素直にうれしい。ハードワークできてナイスゲームだった」と笑顔を見せた。

3月は日本代表に初選出され、A代表デビューも果たした。だがチームはリーグ戦で3連敗中。自身も3月9日のリーグ戦清水戦以来、ゴールがなかった。「ここ最近決めてないので絶対点を取りたい」。前節大分戦から中3日の出場とタフだったが「全然問題ない。負けはもう味わいたくない」と気持ちが勝った。次のリーグ戦のアウェーC大阪戦に向け「今回は自信になる試合だった。次につなげたい」と力を込めた。

 

▼ハットトリック 札幌FW鈴木武蔵(25)が10日の湘南戦で達成。ルヴァン杯通算44度目。札幌では初。鈴木はJ1リーグ戦では過去1度。長崎時代の18年9月15日名古屋戦で記録。