横浜F・マリノスが湘南ベルマーレを1-0で下し、1次リーグ4戦目にして初勝利を挙げた。「ハマのプリンス」こと、U-20日本代表MF山田康太(19)は1ボランチとしてフル出場した。

4-1-4-1のフォーメーションで、DFラインから受けたボールをシンプルにさばいた。本来の攻撃力は見せられなかったが、冷静かつ的確なプレーでチームに貢献した。

山田は「勝てて良かったです。攻撃のリンク役になってシンプルにボールを動かすことを意識しました」。本来はもう1列前の攻撃的MFの選手で「試合の2、3日前に6番(中盤の底)でプレーするよう言われました。この位置は初めてです」。それでも終始、安定感あふれるプレーを披露し、抜てきしたポステコグルー監督の期待に応えてみせた。

来月にはU-20ワールドカップ(W杯)ポーランド大会(5月21日~6月15日)が控えている。代表での活躍も期待される山田は「(W杯のことは)まだ何も考えていません。今はマリノスのことだけ。ここでしっかり結果を出せば、代表はついてくるものだと思います」。「プリンス」と呼ばれる爽やかな表情を引き締め、意気込みを口にした。