ジュビロ磐田が浦和レッズに後半ロスタイム弾で競り勝ち、令和初勝利を飾った。

令和初のスコアレスドローに終わるかという展開だったが、浦和MF青木のバックパスミスを磐田FWロドリゲスが拾ってGKと1対1に、そのままゴール左隅へ右足で流し込んだ。5万3361人の大観衆が詰めかけた相手ホームで今季2勝目を挙げた。

前半はスコアレスで折り返した。前半5分、磐田MF田口が右からのクロスにヘディング。令和初シュートを放ったが、GK西川の正面だった。復帰したFWロドリゲスやMFアダイウトンを中心に攻撃の形はつくったが、ゴールは割れなかった。

浦和は前節、平成最後のゴールを決めたFW興梠が前半2本のシュートを狙ったが、ともに阻まれた。DF山中の左足での惜しい直接FKもあったが、カミンスキーに阻まれていた。

後半、浦和は期待のFW汰木(ゆるき)を投入。MFマルティノスも送り込んだ。磐田もMFアダイウトンからFW中山、MF上原からMF荒木に代えるなど勝負に出た。浦和は、後半終了間際にカウンターから浦和DF山中がGKと1対1になりかけたが、ラストパスを選択。FW興梠の目の前でGKカミンスキーに押さえられ、決定機を逃した。その後に痛いミスが出て4試合ぶりの失点と黒星を喫し、令和初戦を落とした。