サンフレッチェ広島が横浜F・マリノスに競り負けて3連敗を喫し、微妙な判定に城福浩監督(58)がぶち切れた。

問題にしたのは0-1の後半5分、MF柴崎晃誠(34)がゴールネットを揺らしながらオフサイドをとられたプレー。そして終了間際の同45分、MF川辺駿(23)のヘディングシュートをGKがかきだした場面。特に最後のプレーは映像で確認しボールは完全にゴールラインを割っていたと怒り心頭で試合後、「今日のゲームで内容にコメントできますか! 何を聞いて、何を答えますか!!」と声を荒らげた。

試合後に広島足立修強化部長が、マッチコミッショナーとレフェリーアシスタントに質問という形で口頭で抗議した。足立氏は「現在の審判の体制では限界がある。我々は1つのゴールで人生が変わる。際どいものをはっきりさせるために、VAR(ビデオアシスタントレフェリー)の導入をお願いした」と説明。後日、正式に文書をJリーグに送付する。

ゴールデンウイークまっただ中で、今季ホームで初めて2万人を超える2万3559人の観衆が詰めかけた。シュートを放った川辺は「完璧に入ったと思った」。広島にとって3連敗以上に重く、苦い黒星となった。