浦和レッズレディースは日本代表FW菅沢優衣香(28)がハットトリックの活躍をみせるなど4-1でノジマステラ神奈川相模原に大勝し、再び首位に浮上した。

前半27分にFKから華麗なヘディングシュートを決めるなど3得点で勝利に貢献した菅沢は「FWとしての仕事ができてよかった。他にもチャンスがあったので反省はある。味方のパスが良かったので冷静に決めるだけだった」と振り返った。

チームは前々節まで首位を走っていたが、前節にINAC神戸レオネッサに敗れて勝ち点を積み重ねられず、日テレ・ベレーザにかわされて2位に後退していた。今節では、そのINAC神戸と対戦した日テレが引き分けに終わり、再び浦和レディースが2位に勝ち点1差をつけて首位に立った。

日本代表GK池田咲紀子(26)は「今季はチームとしての狙いがはっきりしている」と一定の手応えを口にしつつ「私たちは(日テレなど)上位のチームに勝てていないですし、まだ前半戦も終わっていないので」と気を引き締めた。

今月10日には6月7日に開幕するW杯フランス大会のメンバー発表を控える。選手にとっては今節が発表前、最後のリーグ戦となった。2大会ぶりの優勝も期待される大舞台へむけた運命の日を前に、池田は「自分のやれることはやってきましたし、信じて待ちたい」。菅沢も「点をとることが一番のアピールになる。それができてよかった」と自信を込めていた。