J1リーグでは最下位に沈むサガン鳥栖の新監督就任会見から一夜明け、この日38歳の誕生日を迎えた金明輝(キム・ミョンヒ)新監督体制下、初の公式戦に臨み、選手たちも引き締まった表情を見せた。

サポーターからエールや拍手とともに「勝勝」「ゴールを奪え」「令和初のホームで金明輝新監督誕生日おめでとう」などとボードが掲げられる中、試合前練習を開始。結果次第で1次リーグ敗退が決まる一戦だけにテンションを上げていった。

スペイン人のルイス・カレーラス監督(46)の事実上の解任にともない、4日のJ1大分トリニータ戦ではコーチだった金明輝氏が暫定指揮を執っていたが、この日から新体制が本格スタートした。

新指揮官が就任会見で「サガン鳥栖のためにやってくれる11人を選びたい」と話して迎えた注目の新体制初戦には、泥臭さが魅力のFW豊田陽平(34)や副主将に就任したMF高橋義希(33)らが名を連ねた。スタッフには、コーチから昇格した韓国人の金熙虎(キム・ヒホ)ヘッドコーチ(37)をはじめ桑原勇斗新コーチ(31)らが加わった陣容での再出発となった。