J1清水エスパルスDFエウシーニョ(29)が「古巣討ち」に燃えている。12日のホーム川崎F戦に備え、11日は静岡市内で最終調整。昨季まで在籍した相手との初対戦に、ブラジル人助っ人は「相手に関係なく、清水の勝利のために全力を尽くすだけ」と静かに闘志を燃やした。

川崎Fでは15年から4年間プレー。戦術や選手の特徴は熟知している。相手の攻撃力はリーグ屈指だが、耐えしのげばチャンスもある。エウシーニョは「フロンターレは攻撃に人数をかけるので、背後が空いてくる」。清水が得意とするカウンターで活路を見いだすイメージだ。

チームは10試合を終え、リーグワーストの22失点。16位に沈む苦しい状況も踏まえた上で「どんな状況でもハードワークをすることが大事。決める場面で決めて勝ちたい」と勝利だけを見据えた。【神谷亮磨】