ジュビロ磐田DF大井健太郎が14日、35歳の誕生日を迎えた。

プロ17年目の今年も、グラウンドで記念日を迎えたベテランDF。磐田市内での練習後、報道陣から誕生ケーキを贈られると「(中村)俊さんや(大久保)嘉人さんとか、年上の選手が頑張ってる。自分も『燃え尽きた』と思えるぐらいプレーできればいい」と、決意を新たにした。

今季は開幕戦後に負傷が重なり離脱したが、今月3日の浦和戦で復帰。1-0の完封勝利に貢献すると、12日の前節東京戦でも最終ラインで体を張った。

0-1の惜敗も、2試合で1失点。名波浩監督(46)は「健太郎がいることでゲームが締まる」と評価している。大井自身も「1試合目よりも2試合目の方が良かった」と話すなど、完全復活も近い。

18日のホーム仙台戦で、35歳初戦を迎える。同試合では、毎年恒例となっている「小学生一斉観戦事業」が行われ、磐田市内の5、6年生約3200人が応援に駆けつける予定だ。大井は「自分も、小学生の時にジュビロの試合を見て好きになった。応援しているチームが勝てばうれしいだろうし、子どもたちを喜ばせてあげたい」と誓った。【前田和哉】

◆大井健太郎(おおい・けんたろう)1984年(昭59)5月14日、藤枝市生まれ。藤枝東高で01年総体準優勝。ユース世代の日本代表に選ばれる。03年に磐田入団。湘南ベルマーレ-アルビレックス新潟を経て16年に古巣復帰。J1通算290試合16得点。J2通算36試合2得点。181センチ、74キロ。血液型B。