北海道コンサドーレ札幌FWアンデルソン・ロペス(25)が実戦復帰した。8日、札幌市内で行われた札幌U-18との練習試合(45分×2)で先発。実戦は4月28日ジュビロ磐田戦で左膝靱帯(じんたい)を損傷して以来で、後半13分までプレー。

ロペスが退いた後に2失点し2-2と引き分けたが、「コンディションが今どういうところにあるかを確認したかった。状態も良く非常にいい練習試合になった」と満足そうに話した。

次節14日アウェー川崎フロンターレ戦が復帰戦になりそうだ。「フィジカル的にも上がってきていると実感がある。川崎F戦が見えてくる」と言い切った。定位置の右シャドーでプレーし、開始3分でシュートを放つなどゴールへの貪欲な姿勢は健在。「コンビネーションもいくつか出たし、再確認できた。オートマチックにできるようになってきている」と、連係面でも感覚をすぐに取り戻せた様子だ。

5日から全体練習に部分合流し、復帰へ着実に前進を続ける。「練習を重ねて総合的にいい状態で臨めたら」。今季9戦7発の得点源が、再びピッチで暴れる姿を見られるのはもうすぐだ。【保坂果那】