日本代表として南米選手権(ブラジル)に参加していたJ1清水エスパルスDF立田悠悟(21)が28日、チームの練習に合流した。静岡市内での非公開練習に参加。30日のアウェー鳥栖戦(駅前スタ、午後7時30分)に備えてフルメニューをこなすと「(鳥栖戦には)行きたい」と力強く話した。

自身初のA代表として臨んだ南米選手権では悔しさが残った。3試合で出場はウルグアイ戦の1試合のみ。後半42分から途中出場し、数分間のプレーだった。立田は「日本でやっている間合いだと全てやられる。相手は何でもないプレーをチャンスにしてくる」。同試合ではウルグアイ代表FWスアレスとマッチアップ。バルセロナで活躍するトップ選手と対峙(たいじ)し、世界との差を肌で感じた。

出場機会は少なかったが、収穫もあった。「代表では1人1人がキャプテンという気持ちでやっている。勉強になったことをチームに還元したい」。目標に掲げる海外移籍への思いも「使命の1つになった」と立田。貴重な経験を糧にさらにステップアップする。【神谷亮磨】