J1残留を争うサガン鳥栖が、2試合ぶりに勝利した。23日の前節ヴィッセル神戸戦で今季ワースト6失点大敗からの守備の立て直しがキーポイントだった。

だが鳥栖はまたしても守備崩壊で先制点を献上だ。堅守カウンターで拮抗(きっこう)していたが前半20分、仙台MF道渕諒平(25)にゴール前の浮き球をダイレクトで決められた。鳥栖はその後、オフサイドで同点ゴールとならないなど運もなかった。

だが鳥栖は後半へセカンドボールへの対応などで修正。猛攻で迎えた同32分、元日本代表FW金崎夢生(30)が自ら奪ったPKを決めて追いついた。金崎は同37分、今度はヘディングで逆転ゴールを決めた。ベガルタ仙台は痛い逆転負けで、3試合ぶりの敗戦となった。