U-22の北中米遠征から帰国した川崎フロンターレMF田中碧(20)が11日、神奈川・川崎市内のチーム練習に即合流した。

この日早朝に帰国したが、休まずに練習に参加。途中から別メニューながら、しっかりと体を動かし、時差を解消するため、昼寝もせず、夕刻まで筋力トレーニングや体のケアに励んだ。

メキシコ、アメリカでの遠征は、食生活も白米ではなくパンやポテトが中心だったそうで「おいしかったですけど、白米がないのはきつかったですね…。メキシコも標高2000メートル弱の高地で、グラウンドも良くなかった。きつかったですけど、こういうのを乗り越えてやっているA代表はあらためてすごいなと思いました。こういう環境でも戦えるタフな選手になりたい」と振り返った。

メキシコ戦では先発で45分、アメリカ戦では後半から45分出場した。「ラストパス、チャンスをつくるボールの質を上げていかないといけない。よりクオリティー、技術、判断をあげていかないと相手を圧倒することは難しい」と遠征で得た“宿題”を次のモチベーションへと変えている。

14日にはリーグのジュビロ磐田戦、18日は天皇杯でヴィッセル神戸と対戦が控える。「練習から、もう一度やっていかないと、メンバーにも入れない。そこはまた、明日からしっかりやっていきたい」と切り替えていた。