浦和レッズの元日本代表DF鈴木大輔(29)が、ACLで難敵に借りを返す。

30日、埼玉・大原サッカーで公開練習に参加。2日の準決勝第1戦(ホーム)で対戦する広州恒大(中国)について「ACLは(柏レイソル時代の13、15年に続く)3回目なんですが、過去2回とも広州(恒大)が相手でしたね」。13年は準決勝で2戦合計1-8、15年は準々決勝で同2-4で敗れており「強烈でした」と苦い記憶が残る。

一方で「怖さは分かっているし、個人的にはリベンジしたい思いが強くある」と燃える。アウェーでの第2戦(23日)もセットで考えており「敵地の雰囲気も含め、すごく嫌なチーム。だからこそ最初はホームで戦えるので、本拠で圧力をかけていくことが大事」と意気込んだ。

今季加入後は出番に恵まれない時期もあったが、準備を怠ることなく、シーズン終盤にかけて3バック中央の定位置を確保した。充実の状態で迎えるACLの佳境へ「相変わらず前線に強烈な個の選手がいる」と武者震い。「ただ、今年はもう中国との対戦(北京国安、上海上港に続き)3度目なので、いつも通りやるだけ」と自然体で封じるイメージを膨らませた。