J1清水エスパルスの好調な攻撃陣に暗雲が漂った。

6日のアウェー浦和レッズ戦(埼玉、午後5時)に備えた3日の練習中にFWドウグラス(31)が体調不良を訴えて途中で切り上げた。今季は開幕前に不整脈が発覚。復帰後は7試合連続ゴールを含むチーム最多11得点を挙げていたが、再離脱となればチームにとって痛手だ。

篠田善之監督(48)は「体調がよくない。大事を取った」と説明した。次戦の出場が不透明な状況で、指揮官は複数の布陣をテスト。実戦メニューでは主力組の1トップにFW鄭大世(35)が入った。右もも裏肉離れのケガから復帰したベテランFWは豪快なバイシクルシュートを放つなど、好調をアピール。次戦に向けては「出られるなら頑張りたい」と少ない言葉に闘志を込めた。

来季のトップ昇格が内定したユースFW川本梨誉(りよ、18)も先発候補の1人。ゲーム形式では主力組でプレーした。この日は来季の加入内定会見に臨み「リーグ戦に出ることを考えて練習からアピールしていきたい」。次戦は今季初の3連勝が懸かる一戦。絶対的エース不在の状況を想定し、万全の準備を進めていくしかない。【神谷亮磨】