川崎フロンターレが今季最多の5発で湘南ベルマーレに快勝した。

立ち上がり、相手の激しいプレスに押された時間帯が続いたが、前半15分にコーナーキックの流れから相手のオウンゴールで先制すると、直後の21分にはDF登里享平のグラウンダーのマイナスクロスにMF中村憲剛が左足で振り抜き追加点。その後もMF阿部浩之、FW小林悠が立て続けにネットを揺らし、前半だけで4得点と試合を決めた。

ボールを出して動くフロンターレらしいサッカーで相手を崩し、押し込まれている時間帯もMF家長昭博とFW小林悠でカウンターを仕掛け追加点を奪う理想的な内容での快勝だった。小林は「得点もいい崩しで、やっていて楽しかった」と振り返った。小林は、得点意外にも中盤から積極的に縦パスを受け、相手をかわして前を向いて好機をつくった。「おさまってたと思うし、後にはどんどん入れてくれと。大分見てくれるようになった」と手ごたえを口にした。首位鹿島アントラーズとの勝ち点差は8。残り6試合で負けられない状況が続く中で、攻撃のギアが上がってきた。