J2リーグを6位で終えたモンテディオ山形が3位で臨んだ大宮アルディージャに勝ち、2回戦に進んだ。

やや山形が優勢に試合を進めるも互いに決定機を作れずに前半を終え、大宮は後半開始から1トップをFWシモビッチからFWフアンマ・デルガドへ交代した。13分、チャンスは山形。敵陣内でボールを奪ってショートカウンターを仕掛けてシュートまで持ち込むも、枠をとらえることはできなかった。

後半28分、山形がネットを揺らす。左サイドの崩しからゴール前に入ったボールが大宮MFイッペイ・シノヅカに当たってゴールに吸い込まれた。ただ判定はオフサイド。山形の控え選手らが猛然と副審に詰め寄って抗議し騒然とした事態に。審判団による審議の結果、ゴールが認められて勝利が必須の山形が先制に成功した。

追いつくしかない大宮は33分にFW大前元紀を投入。しかし、山形が追加点を奪った。37分、前がかりになった大宮にカウンターを仕掛け、最後はFW坂元達裕の左からのクロスをFW山岸祐也が右足ダイレクトで合わせる鮮やかな連係で決めた。

終盤は大宮が攻め込むも、山形が最後までゴールを割らせず。15年シーズン以来となるJ1へ1歩前進した。