前年度王者の青森山田が4ゴール奪い、力の差を見せつけた。昨年の高校総体準優勝の富山第一を破り、8強進出を決めた。前半7分、DF内田陽介(3年)のロングスローの流れから混戦になり、MF松木玖生(くりゅう、1年)が2試合連続の先制ゴールを突き刺した。

後半4分には松木がドリブル突破して得たFKを、FW田中翔太(3年)が頭で決め追加点。同19分、J1浦和内定の武田英寿主将(3年)の右CKから、DF神田悠成(3年)が頭で3点目を奪った。さらに同35分には松木が、この試合2ゴール目。田中と神田も2戦連発で勝利に貢献した。守備陣は終始安定したパフォーマンスを見せた。

富山第一は前後半通じて決定的な場面をつくれていなかったが、それでも同29分、FKを頭でつなぎ、MF矢崎謙介(3年)がヘディング弾を決める意地を見せた。